全国表層地盤の揺れやすさ

全国表層地盤の揺れやすさの図です↓↓↓

全国表層地盤図

1. 中央防災会議「東海地震に関する専門調査会」、「東南海、南海地震等に関する

専門調査会」、「首都直下地震対策専門調査会」、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に

関する専門調査会」では、防災対策の検討のため、震度分布の推計等を行ってきました。

今般、この一連の調査結果を整理したことにより、「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」

がまとまりましたので、公表します。

2. 地震による地表でのゆれの強さは、主に、「地震の規模(マグニチュード)」、

「震源からの距離」、「表層地盤」の3つによって異なります。一般には、マグニチュードが

大きいほど、また、震源から近いほど地震によるゆれは大きくなります。

しかし、マグニチュードや震源からの距離が同じであっても、表層地盤の違いによって

ゆれの強さは大きく異なり、表層地盤がやわらかな場所では、

かたい場所に比べてゆれは大きくなります。

この効果を、ここでは「表層地盤のゆれやすさ」と表現しています。

「地盤のゆれやすさ全国マップ」は、全国の表層地盤のゆれやすさを地図として表現したものです。

3. 我が国では、関東平野、大阪平野、濃尾平野などの平野部に多くの人が住んでいますが、

このような地域は今回のマップから、やわらかい地盤で覆われ、

ゆれが大きくなることが分かります。防災対策上、そのような場所を知っておくことは重要です。

特にゆれやすい地域にお住まいの方には、家具の固定、住宅の耐震診断や耐震補強などの

対策を優先的に行うなど、日頃の地震への備えの参考としていただきたいと考えています。

※出典:内閣府ホームページより(許可を頂いて掲載しております)