地震頻度高止まり、首都圏巨大地震確率が上がる

東京都や神奈川県など首都圏を震源とする「首都直下地震」が起きると

想定される地域で、マグニチュード(M)3以上の地震の発生頻度は

東日本大震災後2年近くたった昨年末でも大震災前より高い状態であることが

遠田晋次・東北大教授らの分析で分かりました。

大震災を受けて頻度は上がり、その後下がっていくと予想されましたが、

元に戻るペースが遅く、将来の巨大地震発生の確率も押し上げているといいます。

地震の数は大震災前は1週間に1回程度(1日当たり0・15回)でしたが、

2012年12月の段階でも2~3日に1回程度(同0・43回)と

約3倍起きています。

将来の地震の発生確率を出すのに、直近の一定期間内に発生した

地震の数を基にする計算方法があり、これによると、

M3以上が頻繁に起きると将来M7級が発生する確率も上がる

と考えられています。

計算では、東京や千葉を中心とした地域で今後5年間に

M7級地震が起きる確率は約17%。

大震災前の約2・5倍といいます。

最近、何%の確率で・・・のような話が多いですが、

降水確率ではありませんが、とにかく来る準備をしておけば

安心出来るのではないでしょうか。

家の中の防災対策も含めてもう一度確認してみましょう。