東日本大震災津波の漂流物、アメリカに漂着

米西部ワシントン州の北西部にあるニア湾で、黒く丸みを帯びた漂流物が見つかった。

漁業用のブイとみられ、米国の海洋学者は東日本大震災の津波による米本土への

最初の漂流物との見方を示しました。

 海洋学者のカーティス・エブスマイヤー氏とジム・イングラハム氏が13日、

同州内にあるペニンシュラ大で漂流物を示しながら発表しました。

AP通信などによると、約208リットルのドラム缶大で、

ニア湾の砂浜で清掃作業をしていた人が約2週間前に見つけました。

 カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島でも同様の漂流物が

見つかったといいます。

米ハワイ大の研究者は、津波のがれきが米西海岸に着くのは2014年と

みているが、軽いものが早く漂着した可能性があるようです。

 両氏は津波で流された家屋や家具、車、船の一部なども、

約1年でカリフォルニア州からアラスカ南部にかけて

打ち上げられる予想だそうです。

被災地も復興に向けて少なからず進んでいる様子を実際に

現地に赴き、自分の目で見れたし、知人の話からもそれは伝わってきました。

でも、原発をはじめ、このような問題がまだだまだ山積みというのも事実です。