爆弾低気圧について

短時間の間に急速に発達し、熱帯低気圧並みの風雨をもたらす温帯低気圧の通称。

世界気象機関(WMO)の定義では、中心気圧が24時間以内に24ヘクトパスカル以上

低下するものを指します。

正確には、中心気圧が24時間で24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する

温帯低気圧(φは緯度)。例えば北緯40°なら17.8hPa/24hが基準となります。

1978年に豪華客船クイーン・エリザベスⅡ号が大西洋を横断中、

猛烈に急発達する低気圧に襲われる事故が起きたのをきっかけに、

この呼称が使われるようになったと言われています。

「爆弾」という表現に抵抗があることから、

日本の気象庁は「急速に発達する低気圧」と言い換える場合もあります。

この爆弾低気圧、今の時期は寒気と暖気の差が大きいことから低気圧が発達しやすく、

春の嵐になりやすいそうです。

当然、豪雨だけではなく、強風の被害も出る可能性があります。

台風シーズンだけではなく、この季節も要注意ですね。。。