東日本大震災、日本漁船をカナダ沖で発見

 昨年3月11日の東日本大震災のとき津波に流された漁船が、

太平洋を越えカナダ西部の海岸で発見されたようです。

英BBCが24日、報じました。

 カナダ空軍は20日、定期海上空中偵察中にブリティッシュコロンビア州の北海岸にある

クイーン・シャーロット諸島から275キロ離れた地点で漁船を発見しました。

CNNでは24日「漁船は全長45メートルで、赤くさびていたが外部には損傷などが見られない」

と報じました。この漁船は津波の後、太平洋を漂って北米の海岸に到達した最初の船のようです。

この1年間で7500キロ以上を漂流したことになります。

その間、波にもまれたりもしていたのにもかかわらず、太平洋を横断していたのです。

 カナダ当局から漁船番号の知らせを受けた日本政府当局者は23日、

漁船情報を確認しました。

同当局者は「(この漁船は)イカ釣り漁船で、大地震時に青森県八戸に停泊していたが、

津波で流された」と話したそうです。

 BBCは「東日本大震災では津波により約2500万トンのがれきが発生、

そのうち400万-800万トンが海に流れ出た」と報じました。

ハワイ大学研究チームは「そのうち100万-200万トンはまだ海を漂流している」としています。

がれきには漁船だけでなくテレビ・冷蔵庫・ペットボトル・ドラム缶・洗面器などの

生活用品が含まれています。

 あの日から1年以上経過した今でも、その余震と思われる地震に見舞われ

海にはがれきが流れ出て、はるか7500キロ以上も流れている事を想像すると

まだまだ震災は続いているようにも思えます。

 原発を始め、問題は多いままです。。。