地震の伝わり方について

地震のゆれは2つの「波」として伝わってきます。

地震発生してしばらくして、カタカタと小さなゆれが伝わってきて、その後大きなゆれが届きます。

以下、用語の意味です。

初期微動…はじめの小さなゆれ
  初期微動を伝える…P波(縦波・速い)

主要動…あとに続く大きなゆれ
  主要動を伝える…S波(横波・遅い)

初期微動継続時間…初期微動が続く時間
 (初期微動が始まって主要動がくるまでの時間)
     (P波到着からS波到着までの時間)

昨夜(3時頃)、千葉県東方沖でマグニチュード4.4の地震があり、東京でも

震度1が観測されたようですけれども、その地震時にまた目覚めてしまいました。

たまたま、眠りも浅かったのか、かすかに聞こえてくる

『ゴォ~っ』

という音が聞こえ、

『あ、地震が来るなぁ』

と思っていたら、少し揺れた程度でした。

自分は、多分初期微動の時に鳴る音で地震が来た!!

と感じているようです。

同じように感じている方は、いらっしゃると思うのですが。。。

次に、ゆれの程度です。

地震の大きさの程度を表すのにも、2種類の表し方があります。

震度…各土地のゆれの強さの程度(各土地の震度計で測定されたもの)
  いっぱんに震源または震央から遠いほど震度は小さくなる
  (場所によって震度は変わる)

10段階は下記表になります。

震度 揺れ方や被害
人はゆれを感じない
屋内の一部の人がわずかなゆれを感じる
屋内の多くの人がゆれを感じ、つり下げた電灯などがわずかにゆれる
屋内のほとんどの人がゆれを感じ、食器類が音をたてる
かなりの恐怖感があり、すわりの悪い置物がたおれる
5(弱) 窓ガラスが落ちて割れたり、棚の食器類が落ちることがある
5(強) 重い家具や多くの墓石がたおれ、水道管にも被害が発生する
6(弱) かなりの建物の窓ガラスが落下し、地割れ・山くずれが起こる
6(強) 立っていることができず、こわれる建物がある
ほとんどの建物がこわれ、広い地域で電気・ガス・水道が止まる

マグニチュード…その地震そのもののエネルギーの大きさ
  (場所によってマグニチュードは変わらない)

※マグニチュードの値がM6からM7に1上がると、地震のエネルギーは32倍になる

※マグニチュードの値がM6からM8に2上がると、地震のエネルギーは1000倍になる

ふつう、マグニチュードが大きな地震は震央付近の震度も大きくなりますが、

地下深いところの地震だと、地表までの距離が遠くて震央の震度もたいしたことはありません。

また、マグニチュードがそれほど大きくなくても、地下浅いところの地震は震央付近の

震度も大きく、被害も大きくなります。

やっぱり、こうしてみても地震って怖いですね。