地震保険の基礎

3月11日に起きた未曾有の大震災。
東北だけではなく、関東や中部地方でも大きな揺れが観測されました。

昔から怖い物の代名詞と言えば
『地震・雷・火事・親父』
と言われてますが、先人の言う事は正しいものなのかもしれません。(親父は・・・?)

地震はいつ、どこで起きるか分からないものですし、広範囲で地震は起きるものです。

今回の東日本大震災でもかなり大きな揺れではありましたが、
私の御客様の中でも建物が倒壊されたという御客様はいらっしゃいませんでした。

その代わり、近所で火災が起きてしまったようです。
けれども他の場所でも火災が起きてしまっていたようで
119番通用しても消防車が到着するのが遅れてしまったようです。

消防隊もいち早く駆けつけたい、という気持ちはあってもあちこちでボヤ騒ぎが起きてしまうと
どうしても後回しになってしまうケースが出てきてしまうかもしれません。

そもそも地震保険って・・・?と思われる方が多いかもしれませんので、そこをお伝えします。

『地震保険』でカバーされるものは、『地震・噴火・津波』この3つです。

例えば地震で建物が壊れてしまった場合や今回の東日本大震災のように津波で被災した場合、
また、地震が起きなくても火山の噴火によって溶岩が流れ出て来てそれによって建物が
燃えてしまったり、噴火により石が飛んできて建物が壊れた場合の補償となります。

誤解され易いポイントがありますが、地震が起きた後に火災が起きてしまった場合、
例えば料理中に地震の揺れで火災になってしまった場合、火災保険に加入されていても
火災保険の部分からでは補償の対象とはならず、受け取って頂くお金はありません。

また、地震が起きて、お隣さんが火元になってしまい、先ほどのように消防隊の
到着が遅れて火が燃え移ってきてしまった場合も、地震保険からでないとお支払の
対象となりません。
つまり、地震保険にご加入されてないと、地震が起きた後の火災については保険の対象とはなりません。

次回は、地震保険についてもう少し入り込んだ事をお伝えします。

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