赤穂の山火事、もし民家に燃え広がっていたら・・・

兵庫県赤穂市で11日に起きた山火事は、およそ70ヘクタールが焼け、

火が出てから1日近くたった12日午後に消し止められました。

警察は、近くの住宅で行われたバーベキューの炭火が山に捨てられ、火事につながったとみて、

会社員の男を森林法の失火の疑いで逮捕し調べています。

11日午後3時半ごろ、兵庫県赤穂市木津の山林で起きた山火事は、およそ70ヘクタールが焼け、

1日近くたった12日午後1時ごろに消し止められました。

これまでに、けが人や建物の被害は確認されていませんが、火は一時、

山すその集落から数十メートルのところにまで迫り、最大で80人以上が近くの公民館などに自主的に避難しました。

警察は、近くの住宅で行われたバーベキューの炭火が山に捨てられ、火事につながったとみて、

この家に住む会社員を森林法の失火の疑いで逮捕しました。

警察の調べに対し、「家族6人でバーベキューをしたあと近くの山に炭火を捨て、

気付いたら燃え広がっていた。消し止めようとしたが、消えなかった」

などと話しているということです。

警察と消防が、火が出た原因や燃え広がったいきさつを調べています。

赤穂市では当時、強い風が吹き空気が乾燥していて、神戸地方気象台は今月6日から乾燥注意報を出して、

火の取り扱いなどに注意を呼びかけていました。

民家にも迫る勢いの炎を映像で見た時はゾッとしました。

仮にこれが自分の家だったとして、万一燃え移ってきてしまったら、

火を出してしまった男性に対して賠償請求をして元通りに戻せる・・・

となるでしょうか。

男性は膨大な賠償請求を課せられるかもしれません。

どうやっても払えない、となった時に、頼りになるのが火災保険です。

このようなケースはまれなのかもしれませんが、全くないわけではありません。

バーベキューでなくても、お隣さんからもらい火をしてしまった場合にも

火災保険は役立ちます。