四国大雨、40万人に避難勧告・指示

記録的な大雨に見舞われた四国は4日も高知、徳島両県を中心に強い雨が

断続的に降りました。

同日午後10時現在、両県と愛媛県の16市町村で約40万人に

避難勧告・指示が出されています。四国では5日昼前にかけても非常に激しい雨が降ると
予想され、気象庁は土砂災害への警戒を呼び掛けている。

同庁によると、1日の降り始めから4日午後6時までの総雨量は高知県香美市で

1100ミリを超え、徳島県上勝町では680ミリを観測。

和歌山県の潮岬では同日午後2時までに、72時間雨量が観測史上最多の

608ミリを記録しました。5日午後6時までの24時間雨量は、

四国の多いところで250ミリと見込まれています。

3日午前に市内全域の約33万人に避難勧告を出した高知市は4日も勧告を継続。

高知県では日高村など8市町村で310棟以上が床上浸水し、

徳島県でも海陽町や阿南市など7市町で220棟以上が床上浸水しました。

3日午前に県道の土砂崩れで小学生ら78人が孤立した高知市土佐山高川の

市工石山くいしやま青少年の家には4日に食料などが届き、

土砂の除去作業も始まりました。

5日以降、雨の状況を見て退避するかどうか判断するといいます。