日降水量100mm以上の大雨は年に何日降っている?

下図は、全国約1300か所のアメダス地点における日降水量100mm以上の

年間日数の平年値(1979~2000年統計)です。

確率降水量は統計的に推定した大雨に関する資料ですが、

ここで示すものは実際に発生した日降水量100mm以上の大雨の頻度に関する資料です。

東・西日本の太平洋沿岸では年間5日以上、そのほかの地方では1年に1日

あるいは数年に1日程度の頻度となっています。

また、隣接した地域でも地形などの違いによって日降水量100mm以上の

大雨の発生頻度が異なります。

月別で見た日降水量100mm以上の日数の平年値をみると、

6月から7月には九州を中心に西日本から中部地方で多く、

8月から9月には太平洋側を中心に東日本でも多くなります。

冬にはほとんどの地点で0.1回以下(10年に1回以下)となりますが、

4月や11月には東・西日本の太平洋岸で0.5回(2年に1回)程度、

北日本の太平洋側の一部でも0.2~0.3回(3年~5年に1回)の頻度で発生しています。

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※気象庁HPより

最近、大気が不安定で局地的に猛烈な雨が降ったのを体験された方も

多くいらっしゃるのではないでしょうか。

普段、あまり感じない水災ですが、これからの季節、要注意です。