グアテマラ地震の被害

中米グアテマラで7日、マグニチュード(M)7.4の強い地震があり、

道路や建物が損壊したり、車ががれきに押しつぶされるなどの被害が出ています。

ペレスモリナ大統領は同日夜、少なくとも48人が死亡、

150人が負傷して手当てを受けていると明らかにしました。

震源は西部沿岸の町チャンペリコから約24キロの地点で、震源の深さは約42キロ。

隣国のメキシコ市でも揺れを感じたようです。

グアテマラを襲った地震としては、1976年に2万3000人の死者を出した

M7.5の地震以来の規模となります。

災害対策当局によれば、この地震で29人が行方不明になり、数百人が家を失いました。

震源に近いサンマルコスなど西部や太平洋沿岸の一帯で、

道路が寸断されたり学校や住宅が倒壊する被害が出ており、国営AGN通信は、

6万人が停電に見舞われていると伝えました。

学校が学期末を迎えて休みに入ったばかりだったことが幸いした部分もあるようです。

震源から200キロ以上離れた首都グアテマラ市の住民は、強い揺れが長く続き、

机やプリンターが大きく揺れたとされております。

政府は強い余震があることも予想されるとして、太平洋沿岸の全域に警戒警報を出し、

高層ビルからの避難などを呼びかけています。