地震的中の東大名誉教授、次は・・・

何度かこのブログでもお伝え致しておりますが、測量学の世界的権威で東大名誉教授の村井氏は、

全国で約1300あるGPSの電子基準点のデータを追跡して地殻の微少な変動を計測し、

地震の「前兆現象」をとらえています。

村井氏は実にに、5月5日以降、計4回発生した震度5以上の地震をすべて的中させていました。

そのことからメディアにも取り上げられている、今も注目を集めている方です。

その村井氏が現在、注目している異常変動があるという事です。

それは、首都圏・東海ゾーンで異常変動が集中しているのが静岡県、神奈川県です。

特に静岡県東部の伊豆半島から、伊豆諸島の大島、三宅島南島に異常変動点が連なっていることに

村井氏は注目しています。小笠原諸島の父島・母島でも4センチ以上の変動が記録されているようです。

父島・母島まで異常変動の範囲が延びてきたことで、大地震の可能性はより高まっており、

この南北に分布する複数の電子基準点の中央部に位置する伊豆大島近海には特に警戒が必要との事です。

ここでひとたび地震が起これば、首都圏への影響は小さくありません。

都心部は地盤が緩いため、震源が遠くても震度が大きくなるためです。

実際、伊豆大島近海が震源だった5月5日の地震では、大島が震度2だったにもかかわらず、

千代田区では震度5弱を記録しました。

多くの人は都心部の地下を震源とする『首都直下型』を心配しますが、

伊豆諸島で大規模な地震が起これば、同じように危険だという事になります。

首都圏・東海ゾーンにはもうひとつ懸念があるといいます。

神奈川県内の厚木、湯河原、大井といった基準点で大きな変動が見られるとの事です。

近年の研究では、関東大震災の最初の震源が大井近くだったとされている事もあり、

首都圏全域に大きな影響を及ぼす大地震の兆候である可能性は否定できないと村井氏は言います。

地震が起きるのが当たり前となってしまっている日本。

少々の地震では余り警戒されない方もいらっしゃるかもしれませんが、

昔から怖いものとして『地震・雷・火事・オヤジ』と比喩されております。

一番は『地震』と昔から言われています。

どう判断されるか分かりませんが、この機会に一度防災を含めて考えてみてはいかがでしょうか?