週末の列島、大荒れの恐れ

暑さが少し和らいで来たとおもったら、最高気温30度以上の「真夏日」が

全国で485地点となり、6日ぶりに400地点を超えました。

近海では海面水温が上昇し、日本海や東シナ海で8月中旬の史上最高を更新。

この影響で接近中の台風15号が勢力を拡大しており、

気象庁は「30日は広範囲で局地的に雷を伴う激しい雨が降る」と予測しています。

気象庁によりますと、台風15号は沖縄付近を北上中で、

31日夜にかけて九州に上陸する恐れがある見込みです。

東北や北海道では30~31日、発達する低気圧の通過に伴い、

1時間最大60ミリの激しい雨が降る見込みです。

台風15号の最大瞬間風速は30日午前6時時点で毎秒25メートルと比較的弱いですが

31日午後3時には毎秒35メートルの「強い台風」になる見込みです。

31日には低気圧に伴う前線が南下し、台風15号から雨雲が流れ込むことで

九州から関東の広い範囲で激しい雨や強風が予想されています。

台風15号を成長させているのは、猛暑による海面水温の上昇です。

これは一般的にも言える事で、海水温が高い場所で台風の勢力が増すそうです。

水温が上昇すると大気中の水蒸気量が増え、上昇気流も発生。

台風の下で上昇気流に乗った水蒸気が雨雲となり、

台風に雨雲を供給するため勢力が強まります。

今後の進路に充分注意して下さい。