東日本大震災の爪痕10

1か月程前の、宮城県仙台空港近くの住宅の様子です。

海側から押し寄せてくる津波による被害ももちろんのこと、

引き波の威力の方が強かったと話しておりました。

だいぶ、瓦礫等は撤去が進んでおりましたが、津波が襲ってきた時は

内陸部からの瓦礫と共に、一度押し寄せた津波が戻ってくるとなると

建物等に与える影響は大きくなってしまうというのは、容易に想像できます。

実際に、宮城県に住んでいる知り合いの方の話を聞きますと、

地震保険の保険金額、確かに家を再度建て直す費用とまではいかない

けれども、それでも受け取れる、受け取れないの差は、雲泥の差だと

言って頂けました。

損保という位置づけからすると、本来は、損害を受けた分だけの補償を

受け取る事が出来るのが本来の使命です。

しかし、地震保険は一般の損保会社だけで持っているものではなく、

国も共同で担保しているのにもかかわらず、評価額の半分までの補償。

それだけ、リスクが高いという事です。