フィリピンの台風「犠牲者1万人」になる見方も

今年発生した台風では最も強い勢力となった台風30号が直撃したフィリピンでは、

中部を中心に、およそ950万人が被災し、現地の警察は、犠牲者が1万人に上る

おそれがあるとの見方を示していて、フィリピン政府は救援活動を急いでいます。

今月8日、台風30号の直撃を受けたフィリピン中部では、

レイテ島の中心都市タクロバンなど広い範囲で、猛烈な暴風雨にさらされたのに加え、

高潮が押し寄せました。

フィリピンの国家災害対策局によりますと、1万3000棟以上の住宅が全壊し、

被災者の数は、およそ950万人に上り、これまでに229人の死亡を確認した

ということです。

また、道路などが寸断され、水道や電気といったライフライン、

それに通信も途絶えたままで、3日たった今も被害の全容はつかめておらず、

レイテ島の警察幹部は、「犠牲者はおよそ1万人に上るとみている」と述べ、

甚大な被害が出ているとの見方を示しています。

日本も熱帯化してきているという事もあり、このような猛烈な台風が

そのままの勢いで日本列島に来る可能性も充分にあります。

自然には勝てない所もあるかと思いますが、被害が出てしまった際に

きちんと元の生活に戻せる術もあります。